TOKYO NORTH MOVEMENT ~飛鳥山の窓から~#2-4 ゲスト:高木けいさん/ 読むラジ!
【ゲスト】 衆議院議員 高木けいさん
【今週のテーマ】
・渋沢栄一としぶさわくん
・北区でイノベーションを起こそう
*本文はAIを活用したまとめ記事となっております。全ての内容については番組本編をお聞き下さい。
こしの:こんばんは。こしの みつひろです。衆議院議員高木けいさんをお招きしています。 今日は北区にゆかりのある渋沢栄一についてお話をしていければと思います。 大発会のしぶさわくん、良かったですね。
高木:驚きましたね。
こしの:WBCの栗山さんが23年の大納会を締めくくり24年はしぶさわくんからスタートでした。
渋沢栄一の後ろ盾があるということで、選ばれた理由は7月3日の新1万円札発行が関係しているようですね。
高木:タイミングが良いですよね。
こしの:本当に渋沢栄一のおかげです。そしてこのFMの総帥大前さんの努力、山田区長の行動力もあります。お札は実際に国立印刷局北区で印刷されています。
2024年7月3日には新1万円札発行という大きな行事もありますので、どう関われるか楽しみです。今年はまさに渋沢栄一の年です。高木さんは渋沢栄一の思想や考え方で、ご自身の活動に反映させていることはありますか?
高木:たくさんありますが、特に思い出深いのは小学校の時です。
思い出深いのは小学生の時に、担任の先生がお休みになるということで、代理の先生が来たんですが、初めての挨拶で「私は渋沢栄一さんを尊敬している」と話をされて。
その時は渋沢栄一が誰か分かりませんでしたが、その話を鮮明に覚えていました。
こしの:私が習っていた教科書には渋沢栄一について、第一国立銀行を作ったことや、「日本資本主義の父」というフレーズくらいしか書いてませんでしたよね。
高木:そうですね。なぜその先生が「渋沢栄一」と言ったのかずっと心に引っかかっていて、大人になってから渋沢栄一さんの事を知るにつれて、ますます彼の偉大さを感じました。また渋沢栄一が飛鳥山に住んでいたことを知った時には感動を覚えました。
渋沢栄一が北区にゆかりのある人物であることを知り、いろいろな書物を読んだり研究したりしました。特に大河ドラマ『青天を衝け』は非常に感動的でした。
先週の放送でも「夢」という言葉を随分言ったと思うんですが、渋沢栄一の「夢七訓」ですよね。
元々吉田松陰が「夢なきものに成功なし」と言って渋沢栄一が自分なりに付け加えたのだと思うんですが、
「夢なき者は理想なし、理想なき者は信念なし、信念なき者は計画なし、計画なき者は実行なし、実行なき者は成果なし、成果なき者は幸福なし、故に幸福を求むる者は夢なかるべからず」
夢なきものは結局成功することができないんだよと。
この言葉は僕の人生にとって、一つの理想や夢を持つことが人間の行動にいかに影響をもたらすのかを教えてくれたと思います。
渋沢栄一さんには素晴らしい言葉を残していただいたなと思います。
こしの:小学生や中学生、北区の子供たち、若い人たちに伝えていきたい言葉ですね。
高木:子供が渋沢栄一さんのことを知った時に、「私もこうなりたい」という子供がいたとすれば、夢を持って自分の人生を歩んでほしいという風に伝えたいです。
こしの:私は東京証券取引所のCSR活動で小学校、中学校で渋沢栄一さんのお話をする機会を得ています。
その時に北区の小中学生って、渋沢栄一さんについて副読本で勉強しているから、結構渋沢栄一さんのことを知っているんですよね。
僕なりに伝えたいことをお話しさせていただいた後に、小学生が来て「私は渋沢栄一さんのような人になりたいんですがどういうふうにしたらいいんでしょうか」と質問を受けて、これは参りました。私の言葉ではなかなか語れないので、これからは「夢七訓」のお話をしたいと思います。
高木:夢があって初めて、頑張ろうという力が出てくると思いますし、「こうありたい」と思っているうちは頑張れます。「この程度だよね」と思ったら、そこで止まってしまいます。常に「こうありたい」という理想を持ち、現実との調整をしながら頑張る気持ちを常に持っていきたいと思います。
こしの:話は変わりますが、北区は2020年『青天を衝け』の舞台となる飛鳥山に着目し、大河ドラマ館を誘致しました。これが一つのきっかけとなり、渋沢プロジェクトが始まりましたが、その前までは飛鳥山に渋沢栄一さんが住んでいたことを北区は発信してきませんでしたが。
高木:東京北区観光協会をはじめとする民間の皆さんの後押しで渋沢栄一のゆかりの地が再評価されています。
こしの:飛鳥山に北区お土産館を作りました。東京北区観光協会が運営していますが、お土産作りをしようと発案した時には、北区でお土産になりそうなものは、10本の指に満たない程度でしたが、今では100~200のアイテムができました。何か一つのポイントを捕えたうえで、みんなの力を集中していろんな新しいものが生まれたという感じがします。
高木:東京のお土産って貴重だと思います。
しぶさわくんというコンテンツの評価をきちんとやって売り出すことが大事だと思います。
こしの:しぶさわくんは観光協会のデザイナーが書いたところから生まれましたが、渋沢栄一というシビックプライドの象徴として何かを始めたいという中で生まれたものです。
高木:いろいろなアイデアが出てくると思います。
例えば、埼玉県深谷市や江東区など、渋沢栄一ゆかりの地とコラボレーションをしても面白いかもしれません。
こしの:今回、飛鳥山で採れた酵母を使った日本酒を、観光協会がプロデュースして作りました。
この間の東京商工会議所の新年会でもお出しして非常に好評でした。
これも、新しい発想で飛鳥山が盛り上がっていると聞いた醸造の研究をされている方が提案してくれたことがきっかけです。観光協会の若い方たちも協力して酵母を探して見つけました。
「自ら箸をとれ」という渋沢栄一の言葉があります。ご馳走が並んでいても自分で箸を取らなければ、その成果は得られず、美味しいと思えないということです。北区では新しい取り組みができている気がします。
高木:素晴らしいことですね。これは、国レベルで言えば、科学技術に対する研究費の助成だとか、何が役に立つか何が当たるか分かりませんのでどんどん支援していくことが大事だと思います。
こしの:渋沢栄一さんの玄孫、渋沢健さんからの受け売りなんですが、「か」ではなく「と」だ。英語で言うと「or」ではなく「and」でAとBを「と」で結びつける「論語とそろばん」ですよね。あたかも全く対極にあるようなものを結びつけて新しいものを作っていく、イノベーションにつながるかと思いますが。
それがまさに北区で起きているような気がします。
政治の世界でも渋沢精神で何かできそうなことはありますか?
高木:まさに渋沢の精神ですね。合本です。
民主政治は 多数派を作ることが大事ですのでまさに「と」の精神なんですよ。
屋号ではなくしっかりとグループを作っていく、そのような意味ではまさに渋沢精神が役に立つのではないでしょうか。グループを作っていくことに役立つと思います。
こしの:「北区新時代」でもありますが、日本全体も新時代に突入しています。高木さんはじめ皆さんの活躍で政治の世界にもイノベーションを起こしてもらいたいと思います。
TOKYO NORTH MOVEMENT~飛鳥山の窓から~ /トウキョウ ノース ムーブメント
東京商工会議所北支部会⻑である越野充博が
王子飛鳥山の邸宅の談話室で、北区内外の多彩な起業家、経営者の方々をお招きします。
情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。
グラスを傾けながら、北区の未来を語り合います。◼️MC
こしのみつひろ
◼️配信日程
毎週木曜日 18:00
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